今週のお題「SFといえば」
こんにちは。眼鏡フェチのかたかなです。
今週のお題はSF。でした。投稿遅くなってすみません。SFジャンル色々ありますよね。ロボットもの戦隊もの異世界もの。海外ではマーベルとかスターウォーズとか?
そんな中、私のおすすめSF作品はこれです。
SFの王道ロボットもの。主人公が世界を巻き込んでいく物語(世界系)。そして少年少女の出会いと恋から始まる物語(ボーイミーツガール)。刺さる人には致命傷になるくらい刺さると思います。
私が本作に出会ったのは中学生の頃。こういうのがクリティカルヒットする世代でしたよ。
あらすじ
ある町の少年がひょんなことから不思議な美少女と出会い、ロボットを操縦して世界を救う物語です。大枠は以上です。
同ジャンルの他の作品と似ているところは、
- 主人公は”平凡な少年”とか言いつつポテンシャルが高い
- メインヒロインがクーデレ
- 主人公の親族が超すごい人
とかでしょうか。
逆に、他の作品と違うところは
- 放送時間が早朝だった(朝7時~)=作品全体の雰囲気が爽やか
- 敵側のヒロインがものすごく魅力的
- BGMがテクノ音楽
とかですね。朝の時間帯にやってたというのは大きなポイントだと思います。ガンダム先輩やエヴァ先輩はSFの大人要素をあえて出して人々を驚かせましたが、本作の重い話は朝のおかげでなんとなくマイルドになりましたから。(なってたよね?)
おすすめポイント3つを厳選して紹介します。
「リフ」とかいう空中サーフィンがかっこいい!
本作の世界には”リフ”と呼ばれるサーフィンのようなスポーツがあります。乗るのは水の波ではなく、空気中の”トラパー”という粒子の波。サーフボードのような板でそのトラパーの波に乗ることで、自由に空中を駆け回るのです。
轟くんの空中サーフィンネタありますが交響詩篇エウレカセブンの空中サーフィンことリフで誰かトレスしていいと思うのよ。ついでに言うと交響詩篇エウレカセブンのアニメ観てください pic.twitter.com/C5K2jOEqkE
— はる (@yodare_08) 2016年4月3日
かっこよくないですか??
しかも、人間だけでなくロボットもリフをします。これまでのロボットみたいに、飛ぶといえばジェットぶおおおおって感じではなく、颯爽と空中をサーフィンみたいに駆け回る描写は、かっこいいとしか言いようがない。
キャッチフレーズは「波ニ乗レ」(パチスロより)。
アニメの作画もヌルヌルですごいです。
※ちょっと話はそれますが、製作スタッフの村木靖さんは一流アニメーター板野一郎さんのお弟子さんで、「板野サーカス」という作画技法を本作に用いています。「板野サーカス」はカメラやフレームが対象の動きに合わせて止めどなく動き続け、躍動感・スピード感・アクロバティックな動きで超三次元な戦闘シーンを表現する技法です。きっと誰もが見入ってしまいます。エウレカセブンにはそんな作画がたくさんありますよ。
「アネモネ」と「ドミニク」、もう一つのボーイミーツガール!
主人公レントンとヒロインのエウレカの関係が本作の主軸なんですが、もうひとつ敵側にも注目すべきカップルがいます。
それが「アネモネ」と「ドミニク」
アネモネはピンク色の長い髪、切れ長の目が特徴的な少女。性格は強気でわがまま。
主人公たちの前に度々立ちはだかるため、まあ敵なんですが、彼女もまた闘いのため利用されている立場なので、割と辛い扱いを受けています。
その描写は少しヤンデレ感があります。(どことなくエヴァのアスカのような)
ドミニクはそのアネモネの世話役の軍人です。見た目はクールですが血が苦手だったり方向音痴だったり頑固だったりすぐ熱くなったり、かわいいところがたくさんあります。
— イオソモールパセヲ★★★☆☆ (@haseo_1205desu) 2022年4月15日
二人の関係性ですが、基本的にはアネモネが感情のすべてをドミニクにぶつけてやりたい放題。優しいドミニクはアネモネの機嫌を取るためにあたふた。パワーバランスはこんな感じです。
アネモネの喜怒哀楽をそばでずっと見守ってきたドミニク。
ドミニクはアネモネに対して特別な感情があります。アネモネのことを心から守りたいと思っています。ドミニクは物語が進むにつれどんどんかっこ悪くなっていきます。ずーーーっと、アネモネのため。好きな人のためにかっこ悪くなれる人って良いですよね。
一方アネモネはドミニクを召使いのようなものとしか思っていません。感情のままひどく当たったり弄んだりしています。大人に利用されていることを知りつつ自分の運命を自覚し闘い続けるアネモネは、心身ともにボロボロなのです。何かに当たりたくもなります。
しかし、本作終盤の大事な局面で、「大切な人はいつも一番そばにいる」ということにやっと気づくのです。
・・・気づかなきゃ良かった、こんな気持ち。
48話(バレエ・メカニック)はアネモネとドミニクのための回です。何度見ても泣けます。これまで積み上げてきた二人の関係性が染みます。
ちなみに、漫画はアニメとは展開も結末も違います。これまた泣けるので、おすすめです。心がキューっとなります。
アネモネの花言葉は「はかない恋」、特にピンク色は「待ち望む」。いや深いでしょ。
私の中で最高のカップルですね。アネモネがデレたとこ、かわいいですよ。
音楽がイケてる!
音楽、素晴らしいです。BGMは海外のノリノリなテクノミュージックがほとんどです。放送当時は洋楽を全然知らなくてテクノも何もジャンルとか分からなかったんですが、英語だし曲調は気分上がる感じで、なんかとても「カッコイイ!!」と思いました。
んでもちろん、今聞いてもカッコイイです。
アニメ各話のタイトル・登場人物の名前・作中の用語は、そいういった楽曲などのサブカル作品のオマージュとして設定されているそうです。先述した48話のタイトル「バレエ・メカニック」も楽曲名から来ています。
つまり、作品全体にこのイケイケな感じが盛り込まれているっちゅうわけですよ。
あと、BGMだけでなく主題歌も素晴らしいです。
何歌ってもヒットするFLOWの「DAYS」は知ってる人も多いでしょう。
他にも名曲ありますが、特に私のおすすめは、ニルギリスの「sakura」。
これはもう、交響詩篇エウレカセブンの雰囲気とかぜー---んぶ踏襲してます。この曲の雰囲気がそのままがエウレカセブンの世界観です。
ぜひ一回聴いてほしい。アニメ映像でないですが、公式のMV貼っておきます。
ちなみに、劇場版「交響詩篇エウレカセブン/ハイエボリューション1」の主題歌、尾崎裕哉の「Glory Days」もおすすめです。これもエウレカセブンの世界観出てます。
聴いてみてください。こちらはアニメ映像のMVあるので見やすいかも。
ただし、決してこの劇場版(ハイエボリューション)から交響詩篇エウレカセブンを見始めないでください。それだけはどうかやめてください。この劇場版、全くの別物ですから。良い意味でも悪い意味でも。
まとめ
今回は私の青春SF作品「交響詩篇エウレカセブン」を紹介しました。
「リフ」はかっこいいし、「アネモネ」と「ドミニク」はかわいいし、音楽は名曲ばかりです。
メディアミックス作品なのでアニメ・漫画・ゲーム等いろいろ展開しています。(パチスロで知ったという人も多いでしょう)
アニメと漫画で結末が違うのも見どころのひとつ。漫画はアニメとは違い死生観が出ていてちょっと残酷なシーンも多いです。(つまり割と人が死ぬということ)
アニメは50話と多いので時間かかりますが、ぜひ見てほしいです。ヒロインのエウレカ、声優が名塚佳織さんですからね。かわいさは間違いないですよ。兄貴的存在のホランドの声優は藤原啓治さん。伝説の声優です。こういうキャラがとても似合う。かっこ悪いけどかっこいいオジサン、みたいなね。
おすすめポイント3つになんて絞れません(笑)
みなさんぜひ見たら感想教えてください。
では、ばいびー。