【感想】映画『アキラとあきら』を観てきた

おはようございます。月曜の朝、いかがお過ごしでしょうか。

かたかなです。映画館ではあまり飲食しない方です。

 

先日、映画『アキラとあきら』を観てきました。

久しぶりの映画館だったので、テンションぷち上がり。

池井戸潤さんの作品はいくつか見ていますが、どれもビジネスマンとして心打たれる作品ばかりな印象。

本作はドラマ版がWOWOWで先に放送されていたそうですが、全く知りませんでした。予備知識なしでの鑑賞になりました。でも映画って、案外その方が深く考えずに楽しめたりしますよね。

 

ということで、私の感想を「個人的評価」と「心に残ったシーン」に分けて書きたいと思います。

ネタバレは無いと思うので、安心してください。

評価

★★★★★(星5)

文句なしです。ストーリーも配役も演出も音楽も良かったと思います。話も難しすぎず、誰にでもおすすめできます。熱くなれるし、感動もします。私は劇中に3回ほど泣きました。

心に残ったシーン

濡れれば良いってもんじゃない

この映画、竹内涼真がよく雨に打たれています。

まあ打たれています。濡れています。

たまらず心の中で「傘わい!!」てツッコミました。

 

天気予報観てないのかな。

いっぱしのビジネスマン(しかも営業)だったら、当日の天気くらい見るでしょう。

なんなら、常に折りたたみ傘くらい持っててほしいもの。

 

水も滴る良い男ってか。

 

しかし、竹内涼真の微笑みってどうしてあんなに素敵なのでしょうか。良い眼をしていますよね。感情入れるのがとても上手いので真っ直ぐな役が似合いますね。

 

階堂家の血

階堂家は大企業「東海郵船」を取り仕切る金持ち一家。片方の主人公・階堂彬(平仮名あきら)はその御曹司です。

彼もまた己の宿命に抗うわけです。キャストは横浜流星です。

 

そんでこの階堂一家、ネチネチ親族争いしているんですが、

伯父二人(ユースケ・サンタマリアアンジャッシュ児嶋)の笑い方が、まあゲスいんです。良い意味で嫌なヤツ感が出てます。

 

そして、横浜流星も、なかなかニヒルな笑いをなさる。

これは間違いなく”血”が通ってますね。

 

弟役のキンプリ高橋くんはまだ普通の笑い方でした。どうか染まらないでくれ。

あと、キンプリ高橋くんの演技良いですね。普段の「ほわ~ん」とした喋りとは違う熱い演技でした。

 

人生の舵

2人の主人公・アキラとあきらは、自分の宿命に抗い「人生の舵」を取り戻すために奮闘します。”舵”というところが、御曹司の方のアキラの家が”船”関係の会社というのに掛かっています。

 

貧乏でも金持ちでも、乗り越えられない宿命はないよ。

ってのがテーマです。

 

これを読み取った時、頭の中に名曲「宙船」が流れました。

 

そのまんまでしょう!「宙船」の歌詞が映画のテーマのまんまでしょう!ピッタリでしょう!

backnumberさん、ごめんなさい!

 

育ちが良い

竹内涼真が演じる”アキラ”は情に厚いタイプで、横浜流星が演じる”あきら”は合理主義の冷静なタイプです。

 

ふたりが新入社員として出会って間もない時、横浜流星竹内涼真

「お前、育ちが良いな」

みたいなことを言います。

 

金持ちお坊ちゃまの方から「育ちが良いな」と言葉をかけるのが斬新でした。

 

”育ちが良い”は、大体が裕福な家庭で育ったみたいなイメージで使われます。

実際の意味はこちら。

育ちが良い、とは

おおむね「恵まれた環境で育った」あるいは「ちゃんとした躾や教育を受けて育った」という意味合いで用いられる言い回し。

 

主人公・アキラとあきらは、タイプは対照的ですが、どちらも”育ちが良い”のは確かです。

 

ちょっと学ぶところがありました。特に子育て目線で。

決して環境に恵まれていなくても、ちゃんとした教育を受け、育ちが良いと言われるようにしたいものです。

 

まとめ

今回は映画『アキラとあきら』の感想を書かせていただきました。

池井戸潤さんの作品に出てくる人たちはみんなかっこいいです。銀行員は私には全然分からない世界ですが、お金は一企業にも一家庭にも一個人にも大切なものなので、その世界で必至になっている人からは共通した思いを感じることができます。

 

私もひとりのビジネスマンとして何かを誰かを救うことができているだろうか。

 

やっぱり映画って良いですね!

 

ではまた。ばいびー。