【書評】『葉桜の季節に君を想うということ』で生きる力をもらった

今週のお題「最近おもしろかった本」

 

こんばんは。心身ともに老いを感じるかたかなです。

最近読んだ本というわけではないですが、友だちが薦めてきて読んだ本を紹介します。

 

 

作品名

『葉桜の季節に君を想うということ』(著:歌野晶午

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

 

感想

ミステリ大賞を受賞したり、中居正広がテレビでおすすめしてたり、最初の一文にインパクトがあったり、と目を見張る作品。発表が2003年で割と古いのも驚き。

 

しかし面白いです。夢中で読みました。本格ミステリなのか?と言う疑問も浮かぶが、この手のトリックはもう有名で、私は外れを知りません。ネタバレをしたくないのでレビューし辛いです。作品の紹介文では「何度も読み返したくなる」とのこと。勘が良い人ならここまでの言い方でどんな仕掛けか分かるのではないでしょうか。伊坂幸太郎の作品にも似たようなのがありましたよ。

 

作品テーマは、「人生楽しんだもん勝ち」「人生はいつでも色づいている」でしょうか。大人の私が読んでちょうど刺さりました。最初の一文ではエロ小説かと思わせといて、途中はちょっと過激(暴力・残酷)な描写でサスペンス感を出しといて、結局は人生賛歌のポジティブな作品。読後感はとても良いです。

 

歳を取っても心だけは若くいよう。

楽しいことはこれからもたくさんある。

可能性は無限大。楽しんだもん勝ち。

人を想う気持ちは一生もの。

 

だから・・・人生の伴侶=夫婦って大事だよ(確信)

 

かたかな評価

★★★★★(星5)

誰にでもおすすめできる作品。強いて言うなら30~40代の大人がいいかな。私みたいに老いを感じて憂鬱になってきたそこのあなたとか。

 

本を読むって楽しいね。うんうん。

 

ではまた。ばいびー。