いつか思い出したときに

りゅうちぇる、ご冥福をお祈りいたします。

ご遺族の方、心よりお悔やみ申し上げます。

 

有名人は見えているものだけで判断されて勝手なことを言われて、とても辛い職業ですね。

 

だからこそ芸能事務所はその人のイメージを大事にするんだろう。

 

だからこそ求められるイメージと本当の自分とのギャップに苦しむのだろう。

 

だからこそ自分の居場所は自分で作ろうと決心したのだろう。

 

りゅうちぇるにはできるだけ長く〝自分らしく生きる〟という道をまっとうしていただき、こういう生き方もあるんだなと多くの人に多様性とは何ぞやということを教えていただきたかったです。

 

誹謗中傷を含むいろんな意見を全て背負い、新しい生き様を示してほしかった。

 

『新しい家族の形』の未来を見せてほしかった。

 

りゅうちぇるとペコちゃんの子育てで、息子さんがどんな成長をするのか見たかった。

 

以前に書いた記事を確認しましたが、りゅうちぇるのとこのリンク先消えてるし、、、なぜ。

www.katatatakiblog.com

 

ペコちゃんが最近出たイベントで前向きな発言されてたのを見ていたので、上手くいってるじゃんと思い込んでました。

 

いや、頑張って頑張ってぎりぎり上手くやってたんだろうね。せめて家族の前では子どもの前ではネガティブを最小限にして「自分らしく生きるということは素晴らしいことだよ」という姿を身をもって見せていたのでしょう。

 

そのせいで誰にも打ち明けられずに自死を選んだのかもですが。

 

まあ私の勝手な憶測なんですけどね。

 

ネットでどうしても目に入る心無い意見も大半が憶測でしょう。心が痛みます。

 

でも、りゅうちぇるとあろうものが今さら誹謗中傷が決定打になったとは思えないです。あれだけキャラが濃いわけですから、出てきた当初から一定数の反感はあったと思います。

 

りゅうちぇるYouTube見ると、もともとの明るいりゅうちぇるのままです。

 

離婚とか性自認の問題で誹謗中傷に拍車がかかったのは事実でしょうが、デビュー当時とは違って自分らしくを自分勝手と捉えられたり他にも色々あったのかな。流石にきつくなったのだと察します。

 

自分への誹謗中傷のせいであることないこと言われ続けるペコちゃんに罪悪感とかもあったでしょうね。

 

ペコちゃんが公の前で何を言おうと、りゅうちぇるへの信頼を語ろうと、悪い風にしか受け止められないって、とても悲しい。

 

りゅうちぇるは自己肯定感が高くてそういう判断するような人じゃないと思っていたけど、自分の大切な人が自分のせいで苦しんでいるのが一番耐えられなかったのかも。

 

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息子さんの誕生日の次の日に死ぬなんて残酷って思っている方もいると思いますが、正直遺族からしたら何の日に近いとか関係なくいつ死なれても思い出すときは思い出すから。

 

私も父を自殺で亡くしています。成人式の晴着を見て欲しかった~とか。ウェディングドレス姿見て欲しかった~とか。孫見て欲しかった~とか。何かあるたび一生思いますから。

 

それより大事なのは、生きている姿(生き様)をどう残せたか。

いつ死ぬかよりどう生きたか。

 

それについては、私が見えていたりゅうちぇるはとても立派だったと思います。

 

息子さんは偶然にも私の息子と同じ歳ですが、4~5歳ってもうしっかり自分の考えを発信できます。周りをよく見ているし、保育園に行っている数時間で急に成長してきたりもします。昨日できなかったことをもう今日できるようになったり、吸収力がすごいです。

 

その大事な時期に触れ合えたりゅうちぇるという人間は、その子の価値観の形成にとってとても意味があったと思います。

 

私の父はとても褒めてくれる人でした。母がまったく褒めてくれない分なおさら父からは褒められたなあという印象が強いです。両親の仲が良くないのは子どもの頃から気付いていました。母は今でも父の悪口を言います。父を恨んでいる節もあります。でも私の中の最新の父はいつだって褒めてくれる優しい父です。

 

そして、父が亡くなってからしばらくして思うようになったのは、「私が居て父は幸せだっただろうか。」ということです。

 

私がもっと良い子だったら、もっと一緒に居たいと思わせられたら、父は死ななかったのではないだろうか。何か私にできることがあったのでは、と。後悔のようなものですね。

 

同じ思いを息子や身近な人にさせたくないので、私は感情を素直に表現するようにしています。息子や交際相手には惜しみなく「好きだよ」や「幸せだよ」だと伝えるようにしています。意地を張ってうまくいかないことも多いですが、なるべく笑顔の時間を増やそうとしています。

 

いつ死んでも良いように。幸せだったと言えるように。

私と生きてて幸せだったと思ってもらえるように。

 

人間より寿命の短いペットを飼う人の気持ちに似ているかもしれません。

いずれ死ぬと分かってても、全力で可愛がることに変わりはありませんよね。

 

りゅうちぇるファミリーにはきっと良い思い出がたくさんあると思います。ペコちゃんや息子さんの中でその思い出と共に素敵なりゅうちぇるが生き続けてくれることを願っています。

 

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話変わりますが、実はりゅうちぇる(の離婚)は私が加藤純一にハマるきっかけでした。

りゅうちぇるの騒動で私の気持ちがモヤモヤしていた頃(なんで世間がりゅうちぇるをこんなにも避難するのか理解に苦しんでいました)、加藤純一のとある雑談切り抜き動画をYouTubeで見つけました。

 

彼はりゅうちぇる性自認や離婚について「仕方ねーだろ」「親だって人間だから完璧じゃない」「何も思わん」と言い切り、この発言をします。

 

「よっぽど良い女だったんだろうな、ペコちゃん。」

 

なんてシンプルで良い考え方をする人なんだ。私の複雑な気持ちが晴れて加藤純一という人間の魅力を知った瞬間でした。

 

今回の件について加藤純一が雑談で触れるかは分かりませんが、彼の思いも聞きたいところではあります。

 

ではまた。ばいびー。