こんばんは。
歳を取ってゲームするより観る方が好きになりました。かたかなです。
先日(ずいぶん前)劇場アニメ『ぼくらの7日間戦争』を観てきたので、思い出しながら感想をまとめておこうと思います。
ネタバレはありません。興味を持たれたら是非ご視聴をば。
公式HPはこちら。
そして予告。
評価
★★★☆☆(星3)
あまり深く考えて観てない(原作を知らない)ので普通に面白かったです。
感想
ツッコミどころは多かったですが、普通に面白かったです。
青春映画ならではの爽やかさがあり、テンポも良くあっという間に終わりました。
原作知らないので色眼鏡はありませんでした。
中高生が大人に対抗して戦争するやつ、程度の知識でした。
演出とか
青春の爽やかさが良く表現されていました。
しかしながら、全体的に既視感多めでした。
絵柄のせいもあって雰囲気は細田守監督の某作品に似てるし、音楽の入れ方は新海誠監督の某作品に似てるし、主題歌は某人気バンドにそっくりです。
斬新さはなかったけど、ある意味これが最近の王道なのかなと。
内容とか
原作から30年後のオリジナルストーリーらしく、現代の要素が盛り込まれていました。
スマホ、SNS、ネットリテラシー問題、、、最近の作品ではあるあるです。
大人に対抗するという戦争テーマはそのままでした。
今回は“反抗”色が強いですが(笑)
始まりは大人への一つの反抗でしたが、予期せぬ問題が起こり反抗は二つになります。
でも、その二つ目の反抗は法に抵触してます(笑)
反抗だったり、恋愛だったり、人間関係だったり、一筋縄ではいかない展開はドラマがあって良かったです。
原作では戦車が登場して戦争という感じがしてるみたいですが、今作はより現実的な方法で大人たちを撃退してます。下手したら大人死んじゃう~て方法もあったのが(笑)
※注:主人公たちは高校生です。
キャラとか
キャラ設定は好きです。みんな魅力的です。
しかし、主人公と優等生の子で少しキャラ被りが起きています。
(頭脳派は二人も要らないかなあ)
それぞれ背景がしっかりしてるので、TVシリーズでじっくり丁寧に描いてもよかったのかも。映画だとどうしても端折られて感情や気持ちの変化が見えず、ご都合主義になってしまうとこがあります。
声優は良かったと思います。北村匠海くんは吹き替えでも全然いけそうです。
タイ人の子供は日本語上手すぎ(笑)
作画とか
TVアニメ程度のクオリティです。劇場スクリーン映えしません。
何故かクレーン車の動きは凝っていました(笑)
終わり方とか
最後、主人公たちが《これからどうしよう。》となっている時に、大女優の「なんとかなるもんよ」的なセリフがあります。
いいえ。なんとかなりません。30年前とは時代が違うのです。
現代版とした以上、ネット上での社会的制裁はかなり重いです。
その後の映像はヒロインのしかありませんでしたが、彼女だけはある意味助かっているので、まあそういうことでしょう。
ここも、深く考えてはいけないですね(笑)
以上、個人的評価・感想でした。
スカッとよりモヤッとする人の方が多いかも知れません。
劇場アニメというスケールに期待せず観ると楽しめると思います。
それではまた。