前提として、私は広末さんやキャンさんを批判も擁護もするつもりはありません。ただ、自分の思い描く夫婦のあり方と比べたときの戒めとして、感じたことを残しておきたいと思います。
まず、キャンさんが語った広末さんのこと。
- 良き妻、良き母
- たまに精神が不安定になる
- 彼女との生活が幸せだった
良き妻、良き母というのは広末さんがちゃんと必要最低限の義務を果たしていたことに対するキャンさんの感想です。その他、おふたりの関係性が分かるような発言は見受けられなかったです。それが知りたかったんだけどなあ。
キャンさんは良き夫、良き父だったんでしょうか。ここで言う『良き』というのは、世間的にではなく、パートナーにとって、広末さんにとって、です。
会見を全部見て、キャンさんがどんな人なのか少し分かりました。ただ、こんな良い人が旦那さんなのに広末さんはなんて奔放な人なんだ!とは全く思いません。
夫婦二人三脚とよく言いますが、歩幅、スピード、掛け声、脚を結ぶ紐のキツさ、それは繋いでいるその人と合わせるものです。だからこそ夫婦のあり方はそれぞれなんだと思います。
ドライに役割だけ果たし合ってればいいと思うふたりであれば成り立つし、いつでもなんでも一緒がいいって思うふたりであれば成り立つし、会話や愛がなくても金銭的に困ってなければ良いって思うふたりであれば成り立つし、逆に貧乏でも笑い合っていたいと思うふたりであれば成り立つ。
自分たちに合う夫婦のあり方はその当人たちにしかわからない。だからこそ、ふたりが共に納得し共に幸せだと感じることが重要。
キャンドルさんは幸せでも広末さんは幸せではなかったのでしょうね。
不倫は間違いかもしれませんが、その前からすでに夫婦として終わっていたのではないかと察します。話し合い、できていたのでしょうか?一方的に相手がおかしくなると言い切る人は、話し合いできなさそうだと感じました。
広末さんの素性は詳しく知りませんが、精神不安定になることなんて、誰にでもあります。ましてや数年に一回程度?少ない方では。不倫を擁護するわけではないですが、もうこの人とは歩めない、といつから感じていたのでしょうか。その不安定を受け止めてくれる人は家庭の外にしかいなかったのでしょうね。
キャンさんの正義感とか道徳心とかも分かります。キャンさんなりに愛や思いやりもあるのでしょう。モラハラだとかは思いません。そういったズレはだいたい愛情表現とか感情表現とかの違いからくるものだと思っています。噛み合う人には噛み合うのです。
普段からお互いの理解を深め合うような会話をしていないと、最初は小さな溝でも、気づいたときには修復不可能なまでに広がっている。
外野の意見でよくある、結婚する前から〜とか、男を見る目が〜とかは無視しましょう。
人生は長いし、人は必ず変わります。
最初は合っていても、他人なんだし、家庭環境や世の中だって変わっていくのだし、必ず何らかのズレや変化が生じます。
夫婦はその互いの変化に寄り添い合って生きていくものだと思っています。変化や違いが出てきたとき、これからも一緒にいたいからお互い歩み寄って擦り合わせていくんです。それか、合わせるのが辛く一緒にいたいと思えず別れを決断するかです。
その「一緒にいたいと思えるか」は好きかどうか愛しているかどうかに関わるものなので、やっぱり普段から好意だったり感謝だったりを伝え合うのは大事ですよね。言葉でも、行動でも、相手に伝わる方法で。どうやったら相手に伝わるかはやっぱ相手次第なので、相手を理解するための会話が重要。
結局、話し合いできる仲ってのが最強です。
色々精算したあと、お互いどうか幸せになってください。子どもたちを言い訳にせず、ちゃんと誠実に向き合って、愛していること大切にしていることを伝えれば、きっと幸せに向かって一緒に歩んでいけると思います。
親が仲悪くてギスギスしたところを見せるより、笑顔を見せたほうがいいです。だって、それが子どもの中の夫婦の基準になるのですから。将来、自分の子どもに幸せになってもらいたいなら、今、こどもの目の前で笑顔であるべきです。
不倫のニュースが出るたび、起こったことの善悪よりも、なぜ起こったのかの裏を考えてしまいます。同じことにならないよう、私にできることはないか。それを考えます。
私は残念ながら喜怒哀楽の多様な感情があります。全ての感情を受け止めてくれる人をパートナーに選びたいです。他の誰でもない、一番身近にいる人がそんな人であってほしいです。そして同じように、パートナーからのすべての感情を受け止められるような人になりたいです。全てをぶつけ合っても離れず隣りにいる本物になりたいです。日々話し合い理解し歩み寄る。穏やか、とはその先にあると思っています。感情を押し殺した見せかけの穏やかはきっといつかどこか壊れます。
不倫をするようなさせるような心の隙を作らないよう、単純なスペックとか社会的地位じゃない心の繋がりを大事にしていきたいです。
ではまた。ばいびー。